2008.01.17

■子どもと健康の世界地図

例によって平野の訳書のご紹介です。そろそろ出版されます。

*ブルース・ゴードンほか(著)/平野裕二(訳)『子どもと健康の世界地図:劣悪な環境に置かれた子どもたち』丸善・2008年(原著2004年)

原題は「世界を受け継ぐ:子どもの環境と健康の世界地図」(Inheriting the World: the Atlas of Children's Health and the Environment)で、WHO(世界保健機関)がさまざまなテーマで作成しているアトラス(世界地図)・シリーズの1冊。次の目次を見ればおわかりいただけるように、健康的な環境に対する子どもの権利が世界的にいかに脅かされているか、概観することができます。原著は2004年の出版ですが、状況は大きく変わっていません。

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2007.11.03

■子どもの権利条約28条(教育についての権利)

平野の訳書が出版されたので、久しぶりに更新です。

*ミーク・ベルハイド(著)/平野裕二(訳)/国際人権法政策研究所(編)『註釈・子どもの権利条約28条:教育についての権利』現代人文社・2007年(原著2006年)

Martinus Nijhoff Publishers から出ている「子どもの権利条約コンメンタリー・シリーズ」の1冊。

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2007.05.31

■各国の体罰等全面禁止法

5月17日付 asahi.com で「親の体罰も原則禁止 ニュージーランドが法案可決」と報道されていました。3月にセーブ・ザ・チルドレン(SC)主催のワークショップ(タイ・バンコク)に参加したさい、ニュージーランドのSC関係者から法改正に向けた奮闘の模様を聞いていましたので、喜ばしいニュースです。

その記事では「同様の法律を制定しているのは北欧など数カ国にとどまる」とありましたが、実際にはニュージーランドを含めて18か国あります。今年3月にはオランダも同様の法律を制定しました。この機会に、条文が入手できるかぎりで「各国の体罰等全面禁止法」の日本語訳を掲載。

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2007.02.03

■条約締約国が193か国に

あいかわらず更新が滞っていますが、子どもの権利条約の締約国がこれまでの「192か国」から「193か国」になったことに気づきましたので、お知らせまで。

子どもの権利条約に関するFAQに書いているように、これまでは東ティモールによる加入(2003年4月16日)が最新でした。ところが、昨年セルビア・モンテネグロが分離独立し、条約締約国としての地位をセルビアが承継したため、モンテネグロが新たに加入書を寄託したものです(2006年10月23日)。

したがって、条約未締約国となっていないのがソマリアと米国だけという状況は変わりません。次の米国大統領選でヒラリー・クリントン氏が勝てば、かすかな望みも出てくるかもしれませんが。

なお、子どもの権利条約の他の締約国については国連人権高等弁務官事務所ウェブサイトの締約国一覧を参照。今回の件についてはCRINニュースも参照してください。

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2006.10.21

■子どもの権利委員会:障害児の権利

国連・子どもの権利委員会の一般的意見9号(障害のある子どもの権利)の日本語訳を掲載。10月17日に国連人権高等弁務官ウェブサイト・子どもの権利委員会コーナーで公開されましたので、障害児・者をとりまく厳しい情勢を踏まえて急ぎ翻訳しました。近々国連総会での採択が予想されている障害者権利条約の実施にも影響を及ぼすはずの文書です。

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