■CRC選択議定書批准へ
ユニセフ公開セミナーでも話題になりますが、子どもの権利条約の2つの選択議定書の批准承認案件が3月9日付で衆議院に提出されています。それにともなって選択議定書の政府訳も明らかにされました。政府訳と議案審議経過はそれぞれ下記を参照。
*児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約の選択議定書(衆議院ウェブサイト議案審議経過情報) 参考:平野訳
*武力紛争における児童の関与に関する児童の権利に関する条約の選択議定書(衆議院ウェブサイト議案審議経過情報) 参考:平野訳
平野も政府訳を参照しながらあらためて日本語訳を検討してみます。
追記(3月17日):批准承認案件の説明書にはそれぞれ「条約(議定書)の実施のための国内措置」についての説明が置かれますが、2つの選択議定書についてはそれぞれ次のように述べられています。留保や解釈宣言はなしです。
*児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する選択議定書
「三 議定書の実施のための国内措置
1 この議定書の実施のため、児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案が今次国会に提出される。
2 この議定書の実施のためには、新たな予算措置を必要としない。」
*武力紛争における児童の関与に関する選択議定書
「三 議定書の実施のための国内措置
この議定書の実施のためには、新たな立法措置及び予算措置を必要としない。」
追記(3月20日):なお、性的搾取等に関する選択議定書の国会審議などについては「はてなダイアリー:kitanoのアレ」でかなり細かくフォローされています。
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