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2004.04.26

■教育基本法改悪反対集会

一昨日(24日)、よみうりホール(東京・有楽町)で開かれた「教育基本法改悪ストップ!4・24中央集会」に行ってきました。平野が代表委員を務める子どもの人権連も実行委員会に名を連ねており、その関係で発言を頼まれていたのです。

リレートークを「しゃべり場」と名づけたり、チャゲアスの「Yah! Yah! Yah!」の替え歌で教育基本法改悪反対を訴えたりするということで、ずいぶん無理して若者ぶってるな、大丈夫かなと不安だったのですが、さすがにザ・ニュースペーパーのプロデューサー、杉浦正士さんの仕切りだけあって、なかなか楽しい雰囲気でホッとしました。本当の若者はしらけるかもしれませんし、平野もあと10歳若かったらもう少しふてくされていたと思いますが(笑)。

ザ・ニュースペーパーのコントも評判どおりおおいに笑わせてもらいましたし、チャゲアスの替え歌を歌ったコンビ(教職員とその教え子)もかなり弾けていて会場を盛り上げていました。さすがにみんなといっしょに「オーイエー!」とこぶしを突き上げるのは平野の美学に反しており、少々居心地の悪い思いを感じつつ、ステージ上で突っ立ったままで勘弁してもらいましたが。君が代斉唱を通じた愛国心の押しつけはもちろんナンセンスですが、合唱やノリの共有による連帯感の確認も平野はごめんです。ま、「しゃべり場」で発言したとき、幼稚園のときにお遊戯を拒否したという伝説を披露しておいたので、平野がそういう人間なんだということはわかってもらえたことでしょう。

「Yah! Yah! Yah!」も結構ですが、『心のノート』導入、日の丸・君が代の強権的押しつけ、教育基本法改正論議といったこのところの動きを見ているにつけ、思い出されるのがピンク・フロイドの Another Brick in the Wall (Part 2)です。1979年発売のアルバム『The Wall』に収録されている曲ですが、「教育なんかいらねえ/思想管理はごめんだ/……/先生たちよ、子どもたちをほっといてくれ/けっきょくみんな壁のレンガの一片なんだ」という内容(原詞はこちら)。

政府・与党にはもはや反面教師にしかなりえないおとなたちしか見当たりませんが、平和主義・民主主義・平等主義というスローガンを掲げた〈理想の教育〉の追求が単なるきれいごとに終わっていないかどうかもあらためて振り返る必要があるように思います。集会でも石坂啓さん(漫画家)や高橋哲哉さん(東京大学)が強調していましたが、「気持ち悪い」とか「ウザい」とか「ムカつく」とか「しらける」とか「居心地が悪い」という違和感を、私たちはもっと大切にする必要があるでしょう。

ところで、今回の集会のほのぼのムードに対しても、「子どもはお国のためにあるんじゃない!」教育基本法改悪反対!12・23全国大集会実行委員会に参加していた若者(大学生)が最後に違和感を表明していました。自分たちにとっては命がかかった問題なのだからもっと過激になってほしいと檄を飛ばす、なかなか迫力がある発言で、その次に決意表明に立った日教組委員長がしばらく絶句していたほどです。

要は自己満足に陥るなという警告であり、正当かつ意義のある発言だったと思います。しかしこうした発言も「よし!」「いいぞ!」というムードに柔らかく吸収されてしまいました。それはおそらく、「過激」も多くの場合には自己満足でしかないことがひとつの理由でしょう。だれに何をどういうスタイルで伝えようとするのか、それぞれの違和感を大事にしながら模索し続けていくことが必要だと感じています。

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