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2004.06.30

■参院選マニフェスト:共産党

共産党のマニフェストでは、「12.競争と管理の教育から、子どもの発達と成長を中心にすえた教育に」「13.安心して子どもを生み育てられる社会に――少子化社会を克服する努力を」「13.社会のモラルの危機の克服――子どもたちを守り、子どもたちの声に耳をかたむける社会をつくる」という3つの柱で子ども施策が打ち出されています。

子どもの権利条約に加え、国連・子どもの権利委員会の勧告の実施の推進にも触れているのは、主要5政党のなかでは共産党のみ。「学校運営への父母、子ども、教職員、住民の参加をすすめる」、「子どもの声が尊重され、社会に参加する権利を保障する」など、子ども参加も重視しているようです。もちろん大切なのは参加の内実なのですが。

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■ヨーロッパ人権条約

*Francis G. Jacobs & Robin C. A. White, The European Convention on Human Rights (Second Edition), Clarendon Press, Oxford, 1996

ヨーロッパ人権裁判所の判例を踏まえたヨーロッパ人権条約のコンメンタリー。ある程度のことは知っているつもりでも、解説書を読むたびに新たな発見があるものです。本書はなかなかよくまとまっており、使いやすい内容。平野が読んだのは第2版ですが、第3版(2002年)ももう出ています。ヨーロッパ人権裁判所の動向は日本でももっと体系的にフォローされてしかるべきでしょう。とりあえず、主な判例25件を解説したものとして初川満(著)『ヨーロッパ人権裁判所の判例』(信山社出版・2002年)が出ているようです。

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2004.06.29

■参院選マニフェスト:民主党

民主党は、マニフェスト「自由で公正な社会を実現するための民主党8つの約束」の6番目で、「国の役割を縮小し、地域に『教育力』を取り戻す」ことを掲げています。その柱は、(1)学校教育の立て直し(少人数学級の実施、学校長の公募・民間人登用、総合学習・個別学習の推進、教育機会の選択の拡大など)、(2)開かれた学校経営の促進、(3)奨学金制度の充実、(4)国の役割の縮小・特化の4つ。(2)や(4)などの施策の方向性は間違っていないと思いますが、その効果的実現のためには子ども、家庭およびコミュニティのエンパワーメントが不可欠です。シティズンシップの育成をはじめとしてそのための具体的方策が用意されないかぎり、これらの施策の統一的実現はむずかしいのではないでしょうか。

マニフェスト政策各論では、「10.子どもが健やかに育つ社会」として、(1)「一人ひとりに目が行き届き、親の不安が解消される教育」の実現、(2)保育・学童保育の拡充、(3)子ども手当(児童手当)の拡充、(4)無利子奨学金の貸与額引上げ、(5)児童虐待防止のための児童福祉司の倍増、(6)有害情報からの保護(メディアリテラシーの育成を含む)、(7)「子ども家庭省」の設置の7項目が挙げられています。子ども参加については言及せず、基本的には「保護の対象」としての子ども観を貫いているあたり、まだまだ権利基盤型アプローチからは遠いようです。

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■EU基本権憲章

*Kim Feus (ed), The EU Charter of Fundamental Rights: Text and commentaries, Kogan Page, London, 2000

2000年9月に採択されたEU基本権憲章の最終草案にもとづき、その位置づけや内容についてさまざまな立場からの見解を掲載した本。同憲章は2000年12月に採択され、EU憲法(2004年6月)の第2部に編入されたことによりその法的拘束力の問題にも決着がついたため、制定過程での議論に関心があるかたのみどうぞ。ただしAmazon.co.jpでは扱っていないようです。

憲章の内容については、とりあえず福田静夫氏(日本福祉大学)による日本語訳と解説「『EU基本権憲章』の制定経過とその特徴」を参照。その他、関連の洋書もいくつか出ているようです。

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2004.06.28

■参院選マニフェスト:公明党

公明党のマニフェストは、2003年衆院選時の100項目に参院選向けの追加項目を加えた123項目。衆院選の「マニフェスト100」では第2章「『安心・はつらつ社会』の構築」に子ども関連施策がまとめられており、「子育てを安心してできる体制を確立」と「地域・家庭連携による学校サポート体制で安心して学べる教育」、言い換えれば子育て支援と教育改革が柱となっています。とはいえ、個別政策にはとりたてて目新しい点はありません。

参院選の「追加マニフェスト23」でも子育て支援がひきつづき重視されていますが、「発達障害者支援法」の制定をはじめ障害者(児)支援が盛りこまれたのは新しい点でしょうか。もっともそこでは特別支援の提供が基調となっており、民主党のように統合教育を目指すという方向性が打ち出されているわけではありません。他方、主要5政党が児童福祉施設の子どもの状況にまったくと言っていいほど配慮を見せないなか、「施設退所後の社会生活が困難な子どもの自立支援を行う『自立援助ホーム』を全都道府県に整備します」という方針を打ち出しているのは評価できます。

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2004.06.27

■参院選マニフェスト:自民党

参院選が控えていますので、各政党が子どもに関してどのような政策を発表しているか、順番に検討していきましょう。Yahoo! Japanなどに各政党のマニフェストへのリンクがあります。

まずは自民党のマニフェストから。マニフェストが画像データになっていてテキストのコピーができないのは非常に不親切ですが、それはさておき、子どもに関わる政策の基調は国策教育の推進と治安回復にあると言ってよいでしょう。国連・子どもの権利委員会から勧告された「権利基盤型アプローチ」はもちろん、子どもの権利という発想はみじんも感じられません。

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2004.06.26

■法務省・婚外子続柄表記意見募集

なくそう戸籍と婚外子差別・交流会(以下「交流会」)のウェブサイトでも呼びかけられていますが、法務省が戸籍における婚外子の続柄表記について意見募集を行なっています(7月9日まで)。今年3月2日の東京地裁判決で、婚内子(嫡出子)について「長男・長女」(二男・二女……)、婚外子(非嫡出子)について「男・女」と異なる記載方法を用いるのはプライバシー侵害であると言い渡されたのを受けたものです。

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■映画「ブラザーフッド」

ふだん映画はほとんど見ませんが、珍しく新宿文化シネマで、朝鮮戦争を題材にとった韓国映画「ブラザーフッド」(カン・ジェギュ監督)を鑑賞。韓国映画というと最近は「イケメン」俳優の話題ばかりであまり期待はしていなかったのですが、なかなかどうして力のこもったよい映画でした。シナリオ写真集オフィシャル・ムックノベライズ版主演男優2人の紹介本など、関連書籍もいろいろ出ています。

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2004.06.25

■どこから大人、どこまで子ども

7月号の特集についてで紹介したばかりですが、『月刊子ども論』2004年8月号の巻頭特集は「世界と日本の『子どものちがい』徹底研究:どこから大人、どこまで子ども」です。義務教育修了年齢、最低就業年齢、性的同意年齢、婚姻適齢、刑事責任年齢、軍隊への義務的・志願入隊年齢、選挙権年齢の国際比較を手がかりに、「子ども」と「大人」の境目をあらためて考え直そうとしたもの。久しぶりに平野が全面執筆しました。

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■NGO・NPOと「自己責任」

6月23日付「最近読んだ本」で『月刊子ども論』7月号のNGO座談会のことを紹介しましたが、ヒューライツ大阪の機関誌『国際人権ひろば』55号に、「自己責任」論を考えるうえで参考になる文章が載っていました。

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2004.06.24

■CRINMAIL586号

6月24日付CRINMAIL586号より。過去の記事(Archives)および購読登録はこちらから。

スーダン:ポリオ専門家、近年では最大規模の感染のおそれを警告〔ニュース〕 ソース:ユニセフ 記事全文
子どもの権利委員会:一般的討議「乳幼児期における子どもの権利の実施」〔イベント〕 詳細はCRINMAIL580号およびこちら(OHCHR子どもの権利委員会コーナー)を参照。
英国:子どもと仕事〔イベント〕 詳細はロンドン大学教育研究所乳幼児・初等教育学部会議案内参照。
War Child Canada:若者プログラム・マネージャー/オフィス・マネージャー求人

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2004.06.23

■世界を変えるNGO

月刊子ども論』2004年7月号の巻頭特集は「NGOが世界を変えるんだ!!」と題する座談会です。すっかり紹介が遅くなってしまい、そろそろ次の号が出てしまう時期なのですが。

更新日記「イラク邦人人質事件」(2004年4月12日)を皮切りに平野も何度か「自己責任」論について発言してきましたが、「自己責任」論とそれにともなうNGOバッシングへの対抗言論として企画しました。

出席していただいたのは、大河内秀人さん(パレスチナ子どものキャンペーン)、猿田佐世さん(弁護士、アムネスティ・インターナショナル日本など)、伊藤和子さん(劣化ウラン廃絶キャンペーン・東京)、ドミニク・レギュイユさん(国境なき子どもたち)。猿田・伊藤両弁護士はイラクで人質となった今井さん・郡山さん・高遠さんの代理人も務め、「3人を応援する会」をこのほど立ち上げた方々です。このほか、出席を予定していた森住卓さん(フォトジャーナリスト)が体調を崩して当日おいでになれなかったため、別途インタビューで登場していただきました。なかなか中身の濃い特集になったと思いますので、ぜひご覧ください。

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■CRINMAIL585号

6月22日付CRINMAIL585号より。過去の記事(Archives)および購読登録はこちらから。

南部アフリカ:人身売買と闘うとりくみ開始〔ニュース〕 ソース:IRIN 記事全文
中東湾岸・アラビア半島:被拘禁者の家族が「対テロ戦争」の犠牲に〔ニュース〕 ソース:アムネスティ・インターナショナル リリース全文
インド:ストリート・チルドレンが運営する銀行、世界展開へ〔ニュース〕 デリーのストリート・チルドレンを対象としてバタフライズが3年前に設立した「バル・ビカス・バンク」(子ども発達銀行)がインドの他の都市およびアフガニスタン、バングラデシュ、ネパールにも開設される見通しへ。……ソース:Taipei Times 記事全文
緊急事態下の教育に関する機関横断ネットワーク:緊急事態、慢性的危機および復興初期における教育に関する最低基準〔最新情報〕 詳細はInter-Agency Network for Education in Emergenciesのウェブサイトの、とくにこちらを参照。
ユニセフ:東ティモール・子どもの保護コンサルタント〔求人〕

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2004.06.22

■CRC勧告連続学習会

国連・子どもの権利委員会の第2回総括所見についてはこれまでどちらかというと総論的な報告をすることが多かったのですが、7月から始まる連続学習会では全9回で各論を扱います。主催は平野が共同代表を務める「杉並区に子どもの人権を守るしくみをつくる会」で、毎月原則として第1火曜日の夜に開催する予定。その予告編というわけでもありませんが、6月26日(土)にも杉並区で報告します。平野の話は早口ですきまが少ないため何度か同じテーマで聴いたほうがわかりやすいという声もありますので(笑)、お手すきのかたはお運びください。詳しくはメインサイトの講演情報を参照。

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2004.06.21

■沖縄と教科書問題

6月16日付毎日教育メール「沖縄戦『住民虐殺』記述消え憤慨、沖縄オリジナル版製作へ」によると、2005年度の小学6年生の社会科教科書から日本軍による沖縄住民虐殺についての記述がなくなってしまったそうです。琉球新報(6月12日付)や沖縄タイムス(6月13日付)でも取り上げています。

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2004.06.20

■CRC勧告と少年非行対策

はてなダイアリー「kitanoのアレ」は表現規制や「健全」育成問題についてじつに有用な情報源で、平野も左のマイリストに加えましたが、そこに国会でリャド・ガイドライン(少年非行の防止に関する国連指針)が取り上げられたという情報が載っていました(6月10日のエントリー)。6月3日の衆議院・青少年問題特別委員会での出来事です。

そこに抜粋も載っていますのでご覧いただければと思いますが、水島広子議員(民主党)の質問に対し、小野清子青少年育成担当大臣は、「このガイドラインの理念というのは、少年の保護、健全育成という我が国の少年司法と相通ずるものであると考えられておりますので、今後、〔国連・子どもの権利委員会〕の最終見解やこのガイドラインの内容を、よく趣旨を精査いたしまして対応を検討してまいりたい」、「つかさつかさの者と検討しながら、もちろん、私も全力を尽くしてまいりたいと思っております」などと答弁しました。

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2004.06.19

■CRINMAIL584号

6月17日付CRINMAIL584号より。過去の記事(Archives)および購読登録はこちらから。

アフリカ子どもの日:子ども兵士の終わりなき苦境〔ニュース〕 ソース:アムネスティ・インターナショナル 記事全文
子どもの権利委員会:第36会期終了〔ニュース〕 ソース:国連人権高等弁務官事務所 プレスリリース全文
子どもの権利委員会:第36会期総括所見〔文書〕 以下のリンクを参照(いずれも英文・PDF)。エルサルバドル(第2回)パナマ(同)ルワンダ(同)サントメプリンシペリベリアミャンマー(第2回)ドミニカ北朝鮮(第2回)フランス(同)
スーダン:ダルフール北部における食糧安全保障と栄養〔報告書〕 ソース:セーブ・ザ・チルドレン英国 報告書全文(PDF)
国際エクパット:子ども・若者参加コーディネーター求人

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■人権擁護者の権利

*Office of the United Nations High Commissioner for Human Rights, Human Rights Fact Sheet No.29. Human Rights Defenders: Protecting the Right to Defend Human Rights, United Nations, Geneva, 2004

国連総会で1998年に採択された「人権擁護者の権利宣言」(普遍的に承認された人権および基本的自由を促進および保護するための個人、集団および社会機関の権利および責任に関する宣言、英文・PDF)と「人権擁護者に関する国連事務総長特別代表」に関する解説書。

つい最近も、搾取的労働からの子どもの解放にとりくんできたインドのNGO活動家、カイラシュ氏が襲撃されるという事件がおきました(ACE活動日記6月16日付参照)。人権擁護に携わる人々や団体への脅迫・暴力等が世界的にますます厳しさを増しつつある現在、この宣言の実効化は重要です。

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2004.06.18

■CRINMAIL583号

6月15日付CRINMAIL583号より。過去の記事(Archives)および購読登録はこちらから。

人身売買:人身売買第4回年次報告〔報告書〕 米国務省が刊行している年次報告書の2004年版。とりくみが不充分な第3群(制裁対象国)として挙げられたのはバングラデシュ、ビルマ、キューバ、エクアドル、赤道ギニア、ガイアナ、北朝鮮、シエラレオネ、スーダン、ベネズエラの10か国。……日本は「監視対象国」である第2群のまま(駐日米国大使館の仮訳参照)。報告書全文(英語)は米国務省のウェブサイト参照。
ネパール:人身取引業者の手でインドに売買される約20万人の女性・女子〔報告書〕 ソース:オックスファム 記事全文
難民週間:英国における難民申請、4件に3件が紛争国出身者によるもの〔報告書〕 難民週間を記念して発表された報告書"Fleeing the Fighting: How conflict drives the search for asylum"より。 ソース:セーブ・ザ・チルドレン英国 記事全文 報告書全文(PDF)
ベトナム:オレンジ剤ベイビー〔ニュース〕 ソース:BBC 記事全文
エチオピア:児童労働反対世界デー〔プレスリリース〕 ソース:セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデン
EveryChild:ソーシャルケア・アドバイザー〔求人〕

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2004.06.17

■自治体人権憲章

先日「滋賀県も子ども条例へ」という動きがあることを取り上げましたが、子どもの権利にかぎらず、人権保障のために自治体が役割を果たさなければならないという認識は国際的にも広がりつつあり、ヨーロッパでは2000年に「都市における人権保障のためのヨーロッパ憲章」(英文、PDF)も採択されています。21か国の235都市から構成される「ヨーロッパ人権都市会議」が作成した、全28条プラス最終条項・追加条項からなる文書です。

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■国際人権:概念と基準

*Janusz Symonides (ed), Human Rights: Concept and Standards, Ashgate & Dartmouth (Aldershot) and UNESCO Publishing (Paris), 2000

国際人権法マニュアル:世界的視野から見た人権の理念と実践』(明石書店・2004年)として日本語訳も出ています。どちらかというと理論的な本で、なおかつ現在の到達水準からさらに歩を進めようとする内容の論考が少なくありません。とくに、必ずしも充分な議論が行なわれてこなかった文化的権利についての論考(Janusz Symonides)はなかなか読ませる内容です。子どもの権利(Yuri Kolosov)についてはとくにどうということはありません。

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2004.06.16

■児童買春・児童ポルノ法改正

で述べたとおり、児童買春・児童ポルノ法は先の国会で改正されました。児童ポルノの単純所持については最後までもめたようですが、平野が法改正に関する意見書レジュメで提言したとおり、禁止規定は創設せずに衆議院の付帯決議で次のように述べることで決着がついています(付帯決議全文は衆議院・青少年問題特別委員会6月1日会議録参照)。

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2004.06.15

■選択議定書の批准先送り?

CRC選択議定書等批准承認」で子どもの権利条約の2つの選択議定書の批准にあまり出遅れずにすんだと書きましたが、まだ批准書は寄託されていないようです。よくよく考えれば、児童買春・児童ポルノ法改正は成立したけれども(衆議院ウェブサイト議案審議経過概要参照)、人身取引禁止を担保するための児童福祉法改正は依然衆議院で審議中(衆議院ウェブサイト議案審議経過概要参照、改正の内容は更新日記「ユニセフ公開セミナー報告2」参照)。

明日(16日)で今国会は終わりなので改正法成立の見込みはありませんし、児童福祉法改正をすませずに批准すれば議定書違反の状態が続くことになりますので、どうやら参院選後の国会で必要な法改正が行なわれるまで批准は無理そうです。やれやれ。両選択議定書の締約国一覧は、どうも去年の11月から更新されていないようですが、国連人権高等弁務官事務所のウェブサイトを参照(武力紛争性的搾取)。

ちなみにサイバー犯罪条約も、アルバニア、クロアチア、エストニア、ハンガリー、リトアニアの5か国の批准を得て7月1日には発効するようですが、日本の批准はまだのようです(締約国一覧参照)。

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2004.06.14

■滋賀県も子ども条例へ

毎日教育メールでも報じられましたが、滋賀県も子どもの権利条例制定に踏み出したようです(5月31日付「『子ども条例』検討委員に高校生2人を公募 滋賀県」)。高校生2人を含む検討委員会を設置し、年内には条例案をとりまとめたいとのこと。ちなみに公募したのは18歳以上の委員で(募集要項参照)、高校生委員は子どもの権利を考える「子どもワーク会議」の代表が就任すると記事に書いてありますので、見出しは間違いですね。

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2004.06.13

■CRC総括所見:政府訳

外務省ウェブサイト「児童の権利」コーナーに、国連・子どもの権利委員会第2回総括所見の政府訳(仮訳、PDF)が掲載されました。歓迎の意を表するとともに、委員会の事前質問事項に対する文書回答(英文、PDF)の日本語訳も早めに掲載していただくよう要望しておきます。

このほか、日本弁護士連合会訳(PDF)もウェブに掲載されました。子どもの権利条約NGOレポート連絡会議訳を含め、インターネット上では3種類の日本語訳が入手できるようになったわけです。このほか平野によるチャイルド・フレンドリー(子ども向け)版もあります。

政府訳をざっと読んでみて、日本語としての読みやすさはともかくとしていくつか気になった点を記しておきます(英語原文はこちら)。

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2004.06.12

■子どもの権利条約と児童労働

今日は児童労働反対世界デーということで、前に国際子ども権利センターの機関紙に連載した「国連・子どもの権利条約と児童労働」をメインサイトに一挙掲載。

有害な児童労働をなくしていくためのとりくみはもちろん大切ですが、18歳未満でも最低就業年齢に達していれば合法的に働けるわけですから、実際に働いている子どもの権利保障もあわせて考えていかなければならないという視点も重視して書いたものです。こういう観点から書かれたものはまだ少ないと思いますので、ご参考までに。

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2004.06.11

■市民でない人々の権利

昨日(10日)は反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)が主催した会合で、「市民でない人々(non-citizens)の権利」に関する国連人権小委員会・元特別報告者、デビッド・ワイズブロット氏(ミネソタ大学ロースクール教授)の通訳を務めてきました。特別報告者としての氏の活動についてはとりあえず市民でない人々の権利に関する最終報告書を見てください(E/CN.4/Sub.2/2003/23)。

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2004.06.10

■アジア・太平洋の子ども兵士

*UNICEF East Asia and Pacific Regional Office, Adult Wars, Child Soldiers: Voices of Children Involved in Armed Conflict in the East Asia and Pacific Region(PDF), UNICEF East Asia and Pacific Regional Office, Bangkok, 2002

世界に約30万人いると推定されている子ども兵士(チャイルド・ソルジャー)の約4分の1は、アジア・太平洋地域に存在すると言われています。本書は、カンボジア、東ティモール、インドネシア、ビルマ(ミャンマー)、パプアニューギニア、フィリピンの(元)子ども兵士69人の証言集とその分析。内容は本書の刊行時に発表されたプレスリリースを参照してください。

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■CRINMAIL582号

6月10日付CRINMAIL582号より。過去の記事(Archives)および購読登録はこちらから。

イラクへの焦点:戦争の費用は「貧困との闘いに使ったほうが効果的だった」〔ニュース〕 英国で行なわれた世論調査で英国人の10人に1人がそう回答。ユニセフはG8諸国に世界の最貧国の子どもたちの苦境を思い出すよう求めた。…… ソース:The Guardian 記事全文 ユニセフ リリース全文
貧困:G8は世界のもっとも貧しい子どもたちに対応していない〔プレスリリース〕 ソース:セーブ・ザ・チルドレン リリース全文
HIV/AIDS:「2004年、AIDSはG8サミットの議題にさえのぼらなかった」〔プレスリリース〕 ソース:ロイター The World AIDS CampaignがG8諸国の政府に宛てた"Call for Action"(PDF)も参照。
教育:NetAid、G8諸国に「世界のひとりの子どもも取り残すな」と要求〔プレスリリース〕 リリース全文 なおG8シーアイランド・サミット関連文書の日本語仮訳は外務省ウェブサイトの「シーアイランド会議」コーナー参照。
セーブ・ザ・チルドレン・インド:ラジャスタン州緊急対応プロジェクト〔求人〕 アドミニストレータープログラム・コーディネータープロジェクト・マネージャーの求人。
重要なお知らせ:会議詐欺〔情報〕 国際会議に無料で参加できると偽って飛行機・ホテルの予約手数料をだましとる手口が発生中。要注意。

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2004.06.09

■アフリカの子ども兵士

*China Keitetsi, Child Soldier, Souvenir Press, London, 2004

家族の虐待から逃れるため、ヨウェリ・ムセベニ(現ウガンダ大統領)率いる国民抵抗軍に8歳で身を投じた著者(現27歳)の回顧録。厳しい訓練と行軍・戦闘を経ていっぱしの闘士に成長していく過程を生き生きと描く筆致は、「むりやり軍隊に入れられた無力な被害者」という子ども兵士のイメージを打ち砕きます。他方で、初潮前から性交を強要されたり、家族との葛藤に悩んだり、出産と別離で母としての苦しみを味わったりする姿も、戦場で女子兵士を待ち構える厳しい現実。なんとか南アフリカに脱出し、UNHCR南アフリカ事務所を通じてデンマークに移住することができた著者が、自分のような思いをする子どもがいない世界にしたいという思いをこめて送る1冊です。彼女が主催するウェブサイトXchildsoldier.orgもあわせてご覧ください。

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■CRINMAIL581号

6月8日付CRINMAIL581号より。過去の記事(Archives)および購読登録はこちらから。

シエラレオネ:子どもの徴用は「戦争犯罪だった」とシエラレオネ特別裁判所が認定〔ニュース〕 ソース:BBC 記事全文
児童婚:女子にとっての有害な影響が明らかに〔ニュース〕 ソース:UN Wire 記事全文
性的虐待:ブリティッシュ・テレコム社、すべての顧客を対象として児童ポルノサイトをブロック〔プレスリリース〕 
ソース:BBC 記事全文 The Guardian 記事全文
アフガニスタン:子どもたちが臓器売買商人の犠牲に ソース:The Independent 記事全文
国連:子どもの家事使用人の苦境にスポットライトを当てる世界的イベント〔プレスリリース〕 今年の「児童労働反対世界デー」のテーマは家事使用人として働かされる子ども。世界でさまざまなイベントが行なわれる予定。…… ソース:国連ニュースセンター 記事全文 日本での催しについてはILO駐日事務所の案内参照。
児童労働プログラム:プログラム・アシスタント〔求人〕

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2004.06.08

■CRC総括所見への反論

国連・子どもの権利委員会第36会期の余韻が消えないうちに、委員会関連のちょっとした情報をひとつ。モロッコ政府が第2回定期報告書に関する委員会の総括所見(CRC/C/15/Add.211)について反論のコメントを出し、それが国連文書(CRC/C/15/RESP/Add.211)として配布されています。

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2004.06.07

■フリースクール白書

*(特活)フリースクール全国ネットワーク(編)『フリースクール白書:日本のフリースクールの現状と未来への提言』(特活)フリースクール全国ネットワーク・2004年

フリースクール、フリースペース、オルタナティブスクール、子どもの居場所など120団体を対象とした全国調査と、その結果にもとづく提言。団体そのものの調査以外に、子ども、保護者およびスタッフを対象とした調査も行なわれていて参考になります。編集・発行元ウェブサイトの書籍コーナーから注文可能。

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■「代替的形態の教育」について

CRC勧告:定時制高校」についてヤマシタさんから次のようなコメントをいただきました。ありがとうございます。

「平野さんに質問ですが『代替的形態の教育を拡大すること』は、ドロップアウトした子ども達を公教育の範疇外にある『教育機関』に押し付けることにならないでしょうか。つまり平野さんの言葉を逆手にとれば、そうした子どもたちの教育を『ストリートチルドレン的教育』に後退させることになるのでは。/そしてまた、フリースクールのような代替的教育機関はたくさんあるのに、その推奨ではなく、なぜ定時制高校統廃合の再検討があげられたのかについてどうお考えでしょうか。聞かせてください」

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2004.06.06

■CRINMAIL580号

6月3日付CRINMAIL580号は国連・子どもの権利委員会第36会期特集です。過去の記事(Archives)および購読登録はこちらから。

子どもの権利委員会:第36会期(5月17日~6月4日)終了〔報告書〕 関連文書は国連人権高等弁務官事務所の子どもの権利委員会コーナー(第36会期)参照。……その他、更新日記「■CRC第36会期」「■CRC:リベリア報告審査」「■CRC審査:ミャンマー」「■CRC審査:フランス」も参照。
子どもの権利委員会:NGOレポート〔報告書〕今回の審査に提出されたNGOレポートは下記参照。CRINウェブサイトから国名による検索も可能。……特定のテーマを専門とする国際NGOによる組織的情報提供が目立つようになってきています。
-リベリア:Coalition to Stop the Use of Child Soldiers(以下CSUCS)/Human Rights Watch, Children's Rights Division(以下HRW)
-ドミニカ:CSUCSChristian Children's Fund Inc.
-サントメプリンシペ:CSUCS
-パナマ(第2回):CSUCS
-北朝鮮(第2回):CSUCS
-ミャンマー(第2回):CSUCSHRWForum AsiaICFTU
-ルワンダ(第2回):CSUCS
-エルサルバドル(第2回):CSUCSHRW3D--Trade-Human Rights-Equitable Economy
-フランス(第2回):CSUCSDCI-FranceEnfant Droit
乳幼児期:「乳幼児期における子どもの権利の実施」に関する一般的討議〔イベント〕 国連・子どもの権利委員会恒例の一般的討議は今年は9月17日(第37会期)に開催。作業部会I「乳幼児期からの健全な子育て実践」(生存・発達権の保障、休息・余暇・遊びに対する権利の保障)と同II「発達の全面的主体としての乳幼児」(家庭・学校・コミュニティにおける参加、保育者・幼児教育者等の役割)に分かれて討議する予定。ペーパーの提出は7月26日、参加登録は9月1日まで。詳細はこちら(OHCHR子どもの権利委員会コーナー)を参照。
子どもの権利条約のためのNGOグループ:各国の子どもの権利NGO連合のプロフィール〔報告書〕 報告書全文[PDF] [ワード]
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2004.06.05

■CRINMAIL579号

6月1日付CRINMAIL579号より。過去の記事(Archives)および購読登録はこちらから。

カリブ海:洪水でハイチとドミニカ共和国に壊滅的影響〔ニュース〕 ソース:ユニセフ 記事全文
紛争:債務免除と紛争のコスト〔報告書〕 紛争当事国16か国の債務合計は、アメリカが放棄を働きかけているイラクの債務よりも少ないとワールド・ビジョンが指摘。……ソース:Global Movement for Children 報告書全文はGlobal Poverty.orgから近日中に入手可能となる予定。
アジア太平洋:アジア太平洋諸国で児童虐待通報を強化する必要〔ニュース〕 ソース:UN Wire 記事全文
南アフリカ:農村部の学童を放置する政府の失策〔報告書〕 ソース:Human Rights Watch 報告書全文
ホンジュラス:刑務所の家事で102人の若者が犠牲に〔プレスリリース〕 ソース:Casa Alianza 記事全文
SALTO-YOUTH South East Europe Resource Centre求人〕(PDF)

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■ユニセフ世界子供白書PDF版

ウェブログのアクセス解析を見ていると「世界子供白書」というキーワードで訪れる人がたいてい上位を占めています。最近の白書の日本語訳は(財)日本ユニセフ協会のウェブサイトからダウンロードできますので(PDF版)、下記のリンクからどうぞ。

2001年版(幼い子どものケア)
2002年版(リーダーシップ)
2003年版(子ども参加)

2004年版(女子・教育・開発)はまだ載っていないようなので、(財)日本ユニセフ協会の資料請求コーナーから申し込んでください。1997年版以降のPDFファイル(英語)はユニセフ本部ウェブサイトのPublicationsからどうぞ。

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2004.06.04

■CRC勧告:定時制高校

国連・子どもの権利委員会の総括所見(勧告)をウェブに掲載したとき、真っ先に反応があったのは東京都の定時制高校の職員の方々でした。勧告のうちとくにパラグラフ49・50をビラ等に掲載したいということだったので快く了承しましたが、その後インターネットを見ていると、子どもの権利条約NGOレポート連絡会議訳とは異なる日本語訳も流通しているようです。それによると、パラグラフ50(c)は次のようになっています。

「定時制高校の閉校を再考し、従来の(競争主義的なそれ)とは異なる形態の教育を拡大するよう東京都の関係諸当局に働きかけること」

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2004.06.03

■善と悪の心理学

*Ervin Staub, The Psychology of Good and Evil: Why Children, Adults, and Groups Help and Harm Others, Cambridge University Press, Cambridge, 2003

ナチス占領下のハンガリーからアメリカに脱出した「ホロコースト生存者の子ども」である著者が、いじめから大虐殺に至るまでの「悪」の起源のみならず、人はなぜ――ときには自らを犠牲にする英雄的行為によって――他人を助けようとするのかについて考察した本。9・11以降のアメリカの動きについても憂いをもって警鐘が鳴らされています。

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■CRC審査:フランス

昨日(1日)の北朝鮮(第2回)の報告審査に続き、今日はフランス(第2回)の審査でした。これで委員会の審査はすべて終了し、明後日(4日)には総括所見が採択されることになります(追記:採択されました。下記参照)。

フランスからは、家族・子ども省大臣が率いる30名近くの政府関係者から構成される、日本以上の規模・レベルの代表団が出席。NGOの傍聴者も、こちらは日本ほどではありませんが(笑)40名近くいて、傍聴席はいっぱいでした。

フランスは、前回の審査(1994年)以降、子どもオンブズマンの設置(2000年)、家族法や性的虐待・搾取等の分野における数々の法改正をはじめとしてさまざまな積極的措置をとり、ある委員からも「条約にとってもっともよい友人のひとつ」と評された国です。ちなみに、審査ではとくに取り上げられませんでしたが、1997年にはいわゆる「新入生洗礼」など教育施設での組織的いじめを処罰する法律も採択されています。

もちろん問題点も少なからず残されており、子どもオンブズマンが委員会に独自に提出した報告書(PDF、仏語)でも多くの問題点が指摘されているようです(その報告書は多くの委員によってしばしば明示的に参照されました)。

しかし今回の最大の話題は、学校で公然たる宗教的シンボル(主にイスラム教徒の女子生徒がかぶるヒジャーブが念頭に置かれている)を禁止し、指示にしたがわない場合には退学等の懲戒処分を課すことができるという新法。政府代表は、このような規制が必要とされるに至った背景について長々と説明しましたが、要は、学校を完全に政教分離の場所にして中立性を確保するにはヒジャーブの着用による「破壊的な影響」を防止しなければならないということです。

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2004.06.02

■CRC勧告子ども向け版

更新履歴で挙げ忘れていましたが、国連・子どもの権利委員会の第2回総括所見のチャイルド・フレンドリー版を5月29日にメインサイトに掲載しました。これが載った『月刊子ども論』5月号はまだ完売していないようですが、発売されてから2か月経ちましたし、地域によっては入手しにくくなっているでしょうから載せることにしたものです。同号には子どもたちによる座談会なども載っていますので、ひきつづきご購入や図書館での閲読をお願いします。

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2004.06.01

■英語の句読点

*Linne Truss, Eats, Shoots & Leaves: The Zero Tolerance Approach to Punctuation, Profile Books, London, 2003

ジュネーブで息抜きのために買った本ですが、爆笑ものでした。レストランでメニューに「WAINE」と書いてあるのを見て、どうしても朱を入れたくてうずうずするような性格の人にはお勧めです。タイトルは、裏表紙に掲載された以下のジョークに由来するもの。

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■パソコン通信歴14年

そういえばパソコン通信歴もけっこうになるなあと思っていたところ、5月8日にアット・ニフティからメールが届き、旧ニフティサービス(現アット・ニフティ)加入14周年目であることがわかりました。ということは1990年、ちょうどARCを立ち上げたころに加入していたのですね。

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