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2004.06.01

■英語の句読点

*Linne Truss, Eats, Shoots & Leaves: The Zero Tolerance Approach to Punctuation, Profile Books, London, 2003

ジュネーブで息抜きのために買った本ですが、爆笑ものでした。レストランでメニューに「WAINE」と書いてあるのを見て、どうしても朱を入れたくてうずうずするような性格の人にはお勧めです。タイトルは、裏表紙に掲載された以下のジョークに由来するもの。

A panda walks into a cafe. He orders a sandwich, eats it, then draws a gun and fires two shots in the air. / "Why?" asks the confused waiter, as the panda makes towards the exit. The panda produces a badly punctuated wildlife manual and tosses it over his shoulder. / "I'm a panda," he says, at the door. "Look it up." / The waiter turns to the relevant entry and, sure enough, finds an explanation. / "Panda. Large black-and-white bear-like mammal, native to China. Eats, shoots and leaves."

ウェブ上で序章の抜粋も読むことができます。英語がかなりできないとおもしろくないので、笑えた人だけ買ってください。

ゴルゴ13にも、アメリカとイスラエルの和平協定に陰謀が仕組まれ、カンマひとつで条文の意味が完全に逆転してイスラエルの軍備が拡大されるところを、ゴルゴ13が寸前で阻止するという話がありました(「隠されたメッセージ」SPコミックス77巻所収)。条約というのは全体の文脈を踏まえて解釈されますので現実にはこんなことは考えがたいのですが、句読点の重要性を認識するうえではなかなかおもしろい話です。

英語の句読点について日本語で学びたい人は、稲盛洋輔・畑中孝実(著)『英語の句読法辞典
』(インターワーク出版・2003年)という本が出ているようですのでご参照を。なお、英語ではまがりなりにも句読点の規則がある程度確立されているのに対し、日本語における無法状態は嘆かわしいほどです。平野がこれまでに読んだ本のなかでは本多勝一(著)『日本語の作文技術』(朝日新聞社・1982年)が参考になったぐらいですが、他に岡崎洋三(編)『日本語とテンの打ち方』(晩聲社・1988年)、円山万治(著)『日本語革命:読点の、正しい打ち方』(文芸社・2001年)などの本も出ているようなのでご覧ください。

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