■高等学校 琉球・沖縄史
*新城俊昭(著)『高等学校 琉球・沖縄史(新訂・増補版)』東洋企画・2001年
更新日記「沖縄と教科書問題」でも紹介した高校生向け歴史「教科書」。高校生向けとはいえ最新の歴史研究の成果にもとづいて執筆されており、たとえば新国重清ほか(編著)『やさしくまとめた沖縄の歴史』(沖縄文化社・1994年)などの簡単な通史では物足りないという人にも満足できるのでは。
全体を通して読めば、検定教科書ではけっしてわからない琉球・沖縄の姿、ひいてはそこに住む人々をご都合主義的に利用してきた日本・アメリカの姿が浮かび上がってきます。序文で「琉球史は日本史にとって外国史の研究である」という言葉が引用されていますが、それも納得。日本の高校生や「ちゅらさん」ファンにも広く読んでほしい1冊です。
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