■高知県こども条例成立
前にも「高知県こども条例」(2月14日)で取り上げましたが、高知県「こども条例」が可決されました。2月24日付の条例案から若干の修正があったようです。高知県県会議員・吉良富彦さんのウェブログに速報が載っています(「子ども条例採択へ 7月24日」および「子ども条例可決成立 7月26日」)。
保守系団体から組織的な廃案の働きかけもあったようで、最大会派である自民党・公明党が反対に回ったにも関わらず、その他の野党および知事与党である21県政会が一致団結したことで成立を勝ちとることができたようです。21県政会の内部調整のため、休む権利・遊ぶ権利に関わる条文(草案第7条)が削除され、「こどもの意見を聴き、こどもの意見が大人と同等に尊重される意識づくり」が「こどもの意見を聴き、こどもの意見が適切に尊重される意識づくり」(草案第20条、強調引用者)に修正されるなど残念な点もありましたが、ともあれ県レベルで初めての子どもの権利条例が制定されたことの意義は小さくありません。今回の成果を祝福するとともに、条例の実施を見守っていきたいと思います。
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コメント
平野さん、子どもの現状に心を痛め、その困難をともに克服しようという頑張りが、ひとつ結実しました。ともに喜び合いましょう!うれしい限りです。もちろん、内容的には、完全なものではありませんが、向かう方向は権利条約ですから、これからの取組みで克服可能な課題です。
先の2月議会のときは、丁度、第2回勧告直後で、その動向内容をつかむのに、平野さんのブログが大変参考になり、勇気付けられもしました。議会での論戦にも大いに活用させていただきまし。
今後とも精力的に活躍なさり、新しい有意義な情報、取組みをどんどん紹介し、全国を全世界を励ましてください。
投稿: きら とみひこ | 2004.07.27 09:48