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2004.08.01

■札幌も子どもの権利条例制定へ

北海道札幌市も2006年度施行を目指して「(仮称)札幌市子どもの権利条例」の制定にとりくんでいます(札幌市ウェブサイト「子どもの権利について」、市民ネットワーク北海道の小林郁子・市議会議員による代表質問への答弁など参照)。主として上田文雄・札幌市長のイニシアチブによるもののようで、市長の施政方針をまとめた「まちづくりの方針(さっぽろ元気イニシアチブ)」にも、「札幌の未来を担う子ども一人ひとりの権利を守り育むため,広く市民議論を高めながら『子どもの権利条例』の制定に取り組む」として明記されています。

民主党札幌支部もこれに賛成ということで、機関誌『民主党さっぽろ』353・354号(2004年8月6日・13日合併号)に「子どもの実態と実感に即した議論を:子どもの権利条例の意義と課題」と題する原稿を書きました。要点は次のとおり。

(1)おとなの憶測や思い出にもとづく一方的な決めつけではなく、子どもたち自身の肉声にもとづく実態・実感に根ざした議論をすること
(2)子どもの権利条約リャド・ガイドライン、国連子ども特別総会成果文書「子どもにふさわしい世界」といった国際文書の規定および精神を反映させること
(3)国連・子どもの権利委員会の勧告を地域レベルでどう実践していくかも考えること
(4)子どもたち自身の、そして子どもをとりまくおとなたちのエンパワーメントを目指すこと
(5)子ども・若者をはじめとする市民の参加を幅広く保障すること
(6)子ども・若者の参加を前提としたフォローアップ体制を条例に組みこむこと

そのうち全文をメインサイトに載せるつもりですが、とりあえず。

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コメント

 札幌市子どもの権利条例制定市民会議(こどけん)事務局の佐々木です。
 札幌市の検討委員会は市民の声を聞くために多くの「懇談会」を開催しました。残念ながら余り多くの参加者が居ないようでした。
 市民会議(こどけん)としては、少しでも多くの声を届けようと積極的に検討委員会主催の「懇談会」に参加しました。
 この後は、「こどけん」として…「札幌市子どもの権利条例」(案)の策定を目指して、条例に盛り込みたい事項を具体的にリストアップして行く作業を「例会」として取り組みたいと思ってます。
 札幌市及び近隣の皆様の積極的な参加を呼びかけたいと思います。
日程は8月11日です。HPをご覧下さい。

投稿: 佐々木 一 | 2005.08.05 22:27

平野さんには1997年9月に大阪で、黒河内さんと一緒にお会いしたことがあります。1998年から札幌自由学校「遊」で「子どもの権利学習会」をしています。2002年までは中川明さんも一緒でした。一度平野さんをお招きして、お話を伺いたいと思っているのですが、経済的な面でなかなかクリア出来ずにいます。いつかゆっくり子ども達のこと子どもの権利のことお話していただきたいと思っております。札幌市の子どもの権利条例制定に、昨年、市民として意見を言おうと「こどけん(子どもの権利条例制定市民会議)」を立ち上げました。札幌市の制定委員会は5月30日に市長に最終答申書を届けることになっていますので、「こどけん」としては、中間答申の時と同様に、「こどけん意見書」を作成します。

投稿: 三澤 | 2006.05.23 10:20

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