昨日(1日)の北朝鮮(第2回)の報告審査に続き、今日はフランス(第2回)の審査でした。これで委員会の審査はすべて終了し、明後日(4日)には総括所見が採択されることになります(追記:採択されました。下記参照)。
フランスからは、家族・子ども省大臣が率いる30名近くの政府関係者から構成される、日本以上の規模・レベルの代表団が出席。NGOの傍聴者も、こちらは日本ほどではありませんが(笑)40名近くいて、傍聴席はいっぱいでした。
フランスは、前回の審査(1994年)以降、子どもオンブズマンの設置(2000年)、家族法や性的虐待・搾取等の分野における数々の法改正をはじめとしてさまざまな積極的措置をとり、ある委員からも「条約にとってもっともよい友人のひとつ」と評された国です。ちなみに、審査ではとくに取り上げられませんでしたが、1997年にはいわゆる「新入生洗礼」など教育施設での組織的いじめを処罰する法律も採択されています。
もちろん問題点も少なからず残されており、子どもオンブズマンが委員会に独自に提出した報告書(PDF、仏語)でも多くの問題点が指摘されているようです(その報告書は多くの委員によってしばしば明示的に参照されました)。
しかし今回の最大の話題は、学校で公然たる宗教的シンボル(主にイスラム教徒の女子生徒がかぶるヒジャーブが念頭に置かれている)を禁止し、指示にしたがわない場合には退学等の懲戒処分を課すことができるという新法。政府代表は、このような規制が必要とされるに至った背景について長々と説明しましたが、要は、学校を完全に政教分離の場所にして中立性を確保するにはヒジャーブの着用による「破壊的な影響」を防止しなければならないということです。